【新入社員必見】仕事は速さ?質?同期と差がつく『質』優先の秘訣!
仕事は速さが大事、仕事は質が大事と意見が分かれるこの議題、一体どちらを優先すべきなのでしょうか。
職種によっても意見が分かれますが、新入社員にとってはどちらが大事かについては答えが決まっています。

というのも新入社員は企業の立場から見ると、人財投資です。中途採用となれば、各人のレベルに差があり、どちらを優先すべきかは状況によって分かれます。
しかし、新入社員は社会に出たばかりでレベル差があったとしても、同じ会社に入った同期のレベルは誤差くらいしかありません。
さらになぜ大事なのか理由を知っているだけで、同期とも自然と差が生まれます。
新入社員の方で1日でも早く活躍したい、何を意識して仕事に取り組めばいいか悩んでいる、同期よりも一歩先のレベルに進みたいという方には必見です!
大事なのは速さ?それとも質?
新入社員が大事にすべきなのは、仕事の質です。
そもそもですが、1番の理想像として「仕事の質が高く、かつ仕事が速い」を新入社員の誰しもが持っています。そして、多くの人が仕事の速さを最初に意識しがちです。
なぜなら、会社に入って周りの仕事のできる先輩たちから「仕事が速い」という印象を受けるからです。また、仕事を速く片付けられたらかっこいい、仕事ができる人に見えると考えやすいからです。
仕事の質より速さの方が、周りと比べて比較しやすかったり、自分自身が仕事のできる人と感じやすいことから多くの人が速さを最初に大事にしてしまいます。
しかし、新入社員にとって大事なのは質です。質を優先するメリットとしては、次のことが挙げられます。
・仕事の優先順位を正しく理解できる
・後輩ができたときに仕事を正確に教えられる
・1、2年後に仕事を速くできるようになる
・仕事への自信に繋がる
・スキルアップができる
それでは同期よりも一歩先を行くための秘訣である、質を優先すべき理由について見ていきましょう。
速さよりも質!その理由とは
最初から100%を知らない
新入社員は、仕事の100%の完成度を当然知りません。
そんな中で仕事の速さを重視して、完成度70~80%を目指して仕事はできないでしょう。
新入社員が速さを優先しても、完成度が40~60%で合格ラインを達しないことはよくあります。そのため、上司や先輩からいい加減な人、雑な人と思われるかもしれません。
完成度100%を知ってから、初めて70~80%で速さ重視して働くことができます。
序盤に仕事の100%を正確に理解し、成長するための基盤を築き上げましょう。
上司から仕事を渡される
新入社員の間は、上司から新卒でもできる仕事を渡されます。
100%できるだろうと上司は思い、新入社員に仕事を渡して様子を伺っているとも言えます。
そのため、自分のベストを出し切る方が上司にとっては、新入社員のレベルを正しく把握することができます。新入社員の仕事の具合を見て、できていれば少しずつ仕事のレベルを上げていきます。
与えられた目の前の仕事に精一杯取り組むことが、長期的には良い結果に繋がります。
最初は速さよりも正確性
新入社員の最初の課題として挙げられるのが、「健康管理」「わからないことが何かを知る」「基礎的なマナーの習得」です。
「わからないことが何かを知る」ためには、仕事を正確にしようと取り組みのが1番効果的です。
もしここで速さを重視して仕事に取り組むと、速く終わらそうとするあまり自分のわからないところをおざなりにしがちです。
わからないことを曖昧にしたまま、社会人2年目、3年目になってしまうと、周りの人からは仕事を理解していると認識されて、余計わからないところをわからないと言いにくい環境になってしまいます。
新入社員の主な仕事は、わからないことを質問することです。そのためにも正確性を重視して、自分がわからないところがどこなのかを明らかにしましょう。
信頼を築ける
仕事の質が高いと周りから信頼されるようになります。「この人に任せておけば、安心だ」と思える人に仕事をお願いしたいですよね?
仕事は速いけど、ミスが多いAさんと、仕事の速さはAさんより遅いけど、ミスなく仕事の質が高いBさんがいたとします。
あなたはたくさんの仕事を抱えていて、仕事をAさんかBさんにお願いしないといけない状況です。この状況だとどちらに仕事をお願いしますか?
Aさんは、Bさんより速いけど、後で自分の時間を使って、ミスチェックの時間をしっかりと取らないといけません。
それに対して、BさんはAさんより遅いけど、仕事の質が高いため、ミスチェックに割く時間は少なくて済みます。
このような場合だと、多くの人がBさんに仕事を依頼します。Bさんが仕事をしている間に、あなた自身は別の仕事に取り組めます。その結果、全体で見るとAさんよりもBさんに仕事を依頼した方がスムーズにいきます。
最初のうちから仕事の質を重視することで、周りから自然と信頼されるようになります。
仕事の質を高める方法
仕事の質を高める方法は、シンプルです。「自分の認識が合っているのか確かめる」です。
先ほども述べたように、新入社員は仕事の100%を知らない状態です。そこで「自分が目指している100%は上司や先輩から見て、本当に100%なのか」を確認してもらうことが必要です。
仕事を頼まれたときに「最終的な形・目標はこのような認識で合っていますか?」と最初に確認しておきましょう。
また仕事が3割ほど進んだら、この方針で進めても良いかを上司や先輩に確認してもらいます。
僕の経験談で、社内向けのマニュアルを作成してたのですが、新入社員の時に100%できたと思って上司に確認を取ってもらうと、実際は70%ほどしかできていなかったということがありました。
上司からは「手当の説明を追加してね」「会社の状況はこういう状況だからここの説明もう少し詳しくした方がいいよ」とアドバイスをもらいました。
学生から社会人になったばかりだと、働いた経験がほとんどないので、上司との視野の広さや仕事の知識・経験量が全く異なります。
こまめに仕事の方針や取り組んでいる内容を確認してもらうことで、自然と仕事の質が高まります。
自分が100%できたと思って、確認をしてもらった時に返ってきたコメントをメモ帳に書き留めておくと、自分の足りていない部分を客観的に見返すきっかけにもなります。
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