夏休みに読みたいおすすめ本9冊!【初心向け投資本、ビジネス・人生に活かせる哲学本】
今年は4月から7月の間に50冊もの本を読みました。
その中でも投資と哲学をテーマに内容が面白いだけでなく、実践的で役に立つおすすめ本を9冊紹介します!
NISAや投資について勉強してたい方、仕事や人生で活かせる本・自分のレベルアップに繋がる本を知りたい方にぴったりな本をセレクトしました。
読書でより充実した夏休みを過ごしていきましょう!
NISA・投資に役立つ本3選
JUSR KEEP BUYING:ニック・マジューリ著
投資の不安を終わらせる、たった1つのシンプルな答えを教えてくれる1冊。
データサイエンティストである著者が、感情や憶測に左右されがちな投資の世界に、冷静な分析と科学的根拠をもたらした革新的な答えがとにかく買い続けよ。
本書の魅力としては、投資について1から勉強したい人に最適な内容となっていることです。
どのくらい貯金したらいいのか、貯金の仕方に加えて、収入の増加に伴い支出はどれくらい増やすのがベストなのか、家は買うか・借りるかなど人生で役立つ知識を学べます。
さらに株式、国債、不動産、REIT、エンジェル投資、金、仮想通過など投資について一通りの知識を得られます。
全米屈指のデータサイエンティストによる、お金をため、富を築くための証明された方法がこの1冊に詰まった魅力的な本です。
サイコロジー・オブ・マネー:モーガン・ハウセル著
単なる投資のノウハウ本ではなく、お金に関する行動や考え方が、いかに私たちの人生や投資に影響を与えるかを教えてくれる1冊。
お金との向き合い方を学べる超おすすめの本です。
この本で学べる最も魅力的なところは、正しい答えを知ることよりも、正しい行動を続けることの方がはるかに重要ということ。
本書では、投資の最強の力ともいえる複利について深く学べます。複利の力を知ることで、日常生活でのお金の使い方が変わり、お金持ちへの一歩を踏み出せます。
この本の特に面白かったところは、投資は配当としてお金を得られるが、お金からの配当は何を得られるかといった踏み込んだところまで学べることです。
資産運用をするためのマインドセットを学べるだけでなく、自由とは何かという問いに答えをくれます。
貯蓄の仕方や人生についても学べるというコスパの良い本です。
敗者のゲーム:チャールズ・エリス著
投資は難しい・怖いといったイメージを打ち崩す、投資の本質をシンプルかつ実践的に理解させてくれる1冊。
この著書で最も学びになったのが、自分はどのゲームに参加しているかが重要ということ。
投資の目的を明確にすることがどれだけ大切かをわかりやすく教えてくれます。
インフレと税金を控除した収益率など具体的な情報を教えてくれるので、資産運用のシュミレーションをしながら実践的に本を読み進められます。
アクティブ投資ではなく、インデックス投資がなぜ最適なのかを根拠づいた数字と共に解説してくれます。
ポートフォリオを作成する際に、どのように資産を分散すればいいかヒントをくれる本となっています。
長期投資のマインドセットも学べるので、投資を始める前に是非読んでおきたい初心者のガイドブックです。
ビジネス・人生に活かせる哲学本6選
方法序説:デカルト著
デカルトの自叙伝とも言われる哲学書。
哲学書の中でも、比較的に読みやすいのが特徴。簡単に本の内容を紹介すると、「とことん疑いまくって、本当のことを見つけるんだ!!」という本です。
本書ではこの世の中で真実であるものとは何なのか、自分が信じている物や根拠は本当に真なのかをひたすらデカルトが考えていきます。
この本から学べる・身に着けられることは「本質力」と「判断力」です。
会議や議論で自分の意見で相手を打ち負かす、自分の意見が最善と決めつけて話すのでなく、その場で今考えてる案をもっとより良くするにはどうしたらいいかを、デカルトの思考ステップを通して学ぶことができます。
僕はこの本を通して問題の本質を見つけ、本質についてさらに思考を深める。そして、本質に沿った判断を下せるようになりました。
ビジネスパーソン必読書として、おすすめしたい本です!
なぜ世界は存在しないのか:マルクス・ガブリエル著
本書は若き天才哲学者の世界的ベストセラーです。
世界が存在していないことを見事に説明しています。マルクス・ガブリエルの凄いところは、至ってシンプルなことを述べているのですが、彼の言葉選びが絶妙。
今まで世界は存在し、人間が存在すると当たり前なことと思っていましたが、天才が1から世界の存在について考え直します。その思考の過程は、どれも納得性がありつつ鋭いひらめきが宿されています。
シンプルに考えつつ、深い思考を見出すという姿勢を本書から学べます。ビジネスシーンでは、自分の視点を広げて考えるヒントを与えてくれます。
僕はこの本からAI時代を生き抜くために不可欠な「新しい思考法」が隠されているように感じました。
本を読む前と後では、明らかに自分の視点が広がり、柔軟に考えられるようになっただけでなく、リスクマネジメントの質も高まりました。
父が息子に語る壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書:スコット・ハーショヴィッツ著
哲学史上最も読みやすく、最も実践的な一冊。本書は父(著者)と息子の愛情あふれる対話を通じて、2500年間の人類の知恵が驚くほど身近で実用的なものとして語られます。
「子どもの視点こそ、哲学の扉」をテーマに子育ての日常と哲学を繋げてあるので、誰でも簡単に哲学と触れられます。
大人が子供と一緒に世界のありとあらゆることを考え直すこと、ここに新たな思考が生じます。この本を読めば、間違いなく新しい思考法を身に着けられます。
人生面では、人生と言う答えのない問いとどう向き合っていけばいいのかヒントを与えてくれます。ビジネス面では、新しい思考の型や対話力について学びを得られます。
著書で学んだ新しい思考法は、実際に働いている中でもかなり役に立っていると実感しています。以前よりもさらに物事を柔軟に認識できるようになり、仕事の質が向上しました。
子育てシーンでも、著者の息子たちと向き合う姿勢から学びを得られます。読めば間違いなく人生で役に立つ本です。
言語の力:ビオリカ・マリアン
第二言語を学び人に圧倒的におすすめしたい1冊。
バイリンガルになるにどれだけのメリットがあるかを科学からアプローチした本です。第二言語を学ぶメリットが紹介されているので、勉強のモチベーションアップになります。
本書では、私たちが言葉をどのように理解しているのかから始まり、そこから他言語を習得することで脳にどのような効果があるのかが綴られています。
この本を読めば、言語学習はビジネス・人生において最強の自己投資であることに気づかされます。
言葉をどのように理解しているか知ることで、自身の創造力を向上させる方法を学べたり、新しいアイデアを探すときの思考法が学べます。
特に本書の母語と第二言語を上手く使い分ける方法は、ビジネス面ですぐに使える実践的で活気的な内容です。
アルツハイマー病の予防や脳機能の向上についても学べるので、健康面でのメリットも得られる本です。
暇と退屈の倫理学:國分功一郎 著
スマホも娯楽も“無限”にあるのに、なぜ私たちはあんなに退屈し、忙しさからも解放されないのか。現代人が抱える最も身近で、最も深刻な問題に真正面から向き合える1冊。
暇と退屈について、想像以上に深く考えさせられました。そのおかげで、時間の使い方を考え直すきっかけになりました。
本著から得た学びで印象深かったのが、暇と退屈の時間にメリハリをつけること。自分から望んで暇な時間、退屈な時間を設けているのか、それとも受動的にその時間を得ているのかを意識するようになりました。
この本を読む前と後では、読んだ後の方が自分の時間の使い方や人生への満足感が大きく改善されました。
時間や人生との向き合い方をより豊かにしてくれるだけでなく、本の内容も非常に面白いので読まないわけにはいかない1冊です。
武器になる哲学:山口周 著
この本は哲学者たちの思想を分かりやすく解説し、著者の実体験をもとに抽象的な哲学概念を具体的なビジネスシーンに落とし込んで説明します。そのため、実践に沿った形でより良い意思決定や問題解決に役立つ方法を学べます。
50個の哲学概念に触れるため、自分が抱えている色々な悩みに対して、解決するための複数の思考フレームを提案してくれるのが魅力的な1冊。
本書で触れられる「神の見えざる手」「自然淘汰」「贈与」などの哲学概念を組み合わせて、考えることでより発展的な知識を得ることができます。
また、自分の抱えている悩みが変わったときにまた読み返してみると新しいヒントをくれたりもします。
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