新入社員は注意!会社でAIを使う際に気をつけなければならないこと

学びノート



新入社員は注意!会社でAIを使う際に気をつけなければならないこと

大学生活でAIを使って、レポートを書くのが当たり前になってきましたね。慶応大学では、人には視認できない文字を資料に含ませて、自分では何もせずにAIだけを使ってレポート提出する学生に警告を鳴らしました。

社会人でもパワーポイントやちょっとした資料を作る際にAIを使用しています。街中には、AIで作成された広告を見かけることが増えました。

非常に便利で普及しているAIですが、その使用には注意点があります。

この記事では、AIを使う際に新入社員が注意すべき点を紹介します。AIを初めて使う社会人にも役立つ内容となっています。

私生活で使う感覚でAIを会社で使うと、大変な事件に繋がる可能性があります…

そうならないためにも注意点を抑えておきましょう。



新入社員がAIを使うメリット

AIを使用するメリットとしては、以下のことが挙げられます。

・実際の実力よりもレベルの高い結果を出せる
・業務を効率よくできる
・わからないことをすぐに知れる
・広い範囲で対応力を身に着けられる
AIを使うことで、熟練の人と新人の差が小さくなります。誰しもがAIを使えば、便利だと感じる理由は自分でやる作業をAIが代わりにしてくれる、さらに自分でやるよりも立派な回答をしてくれるからです。
以前までは新入社員は、1から先輩社員に教えてもらうことでスキルを成長させてきました。しかし、現在はAIの使用により、新入社員というスキルのない状態でも熟練の人に近いレベルで、アウトプットを行うことが可能です。
さらにはAIに表やグラフ、PowerPointの資料作成を一瞬で行ってくれます。
またわからないことがあれば、なんでもAIに聞けば回答してくれます。僕がよく会社で使用するのは、Excelの関数の使い方ついてAIに質問をします。
自分で調べたり、周りの人に聞くよりもはるかに速く疑問を解決することができます。Microsoft関連の質問をすれば、いくつかの解決案を提案してくれるのでスムーズに問題解決が可能です。
わからないことを上司に聞いていいかと、気を遣う必要もなくなります。
新入社員の内は、ビジネス用語や業界用語が社内の会話で使用されていて、話が理解できない場面が多々あります。
会議に出たとしても聞きなれない言葉が使われて、内容が全く理解できない経験を僕もしました。そんな時にAIで、意味のわからない言葉を検索することでその言葉の意味だけでなく、関連する事柄も知ることができるので、会議で意見を求められても対応することが可能です。
どんな場面でもAIを駆使することで、対応ができるようになります。そのため、社内でのコミュニケーションを円滑に進められますよ!



新入社員は注意!AIの使用が引き起こす4つのデメリット

それでは、新入社員がAIを使用する際に注意すべき点を見ていきましょう。

機密情報の入力

新入社員が1番気をつけなければいけないのが、機密情報をAIに入力することです。

学生から会社員になったばかりだと、情報に対しての機密度を判断するのが難しいです。誤って会社の機密情報を入力してしまうと、AIに入力した内容をAIが学習に使用します。その結果、誰かがAIについて質問をした時に、会社の機密情報をもとにAIの回答が作られていしまうことがあります。

精密機械を商品として扱っている会社の社員は、特に注意が必要です。例えば、半導体業界は情報が命なので、機械の製造に関わる技術情報について誤って入力してしまうと大変です。

どの職種にも言えるAIに入力すべきでない内容としては、顧客情報です。お客様の情報を漏洩してしまうと、企業の社会的信用性の低下に繋がってしまいます。

AIに情報を入力する際は、固有名詞をその人の役職やAさん、ある人といった表現に変えたり、個人を特定できる形でなく、一般的な表現に直すように意識しましょう。

著作権問題

現状の日本では、AIにのみ作成された画像、作品には著作権が発生しません。つまり、AIのみで作成したものが他の作品と似ていた場合、訴えられると著作権侵害になる可能性があります。

現状はAIを補助機能として使いつつ、メインは人による創作であれば著作権が発生します。

著作権法第30条の4に基づいて、著作者の承諾なしにAIの学習データに使用するのは可能とされていますが、AIに生成された画像が酷似しており、広告等に使用されている場合は話が変わってきます。

なので社内向けの資料でAIに丸投げで画像等を作ってもらうことは問題ないですが、社外向けで使用する場合は著作権に気をつけましょう。

社外向けでAIを使用していく場合は、上司や先輩社員に確認を取りつつ、進めることが無難です。ただ上司や先輩社員も答えが明確でないので、会社の方針に従った判断になります。

AIと著作権の問題ですが、日本政府はこの問題について法整備を行っていく方針なので、今後に注目です。AIで作品を生成する方は、情報をいち早くキャッチできるようにアンテナを張っておきましょう



AI依存による理解度の低下

AIのメリットとして、新入社員でも熟練の人、つまり先輩社員と差異のないアウトプットが可能とお伝えしました。

しかし、ここには意外な落とし穴があります。新入社員がAIをどのような意識で使うかによって、その人が成長するか、しないかが決まります。

「AIに丸投げしたら仕事できるし、理解してなくても余裕」と思わないようにしましょう。AIの出した回答を見て、なぜそうなったのか原因を把握することが重要です。

仕事の中身やステップ、全体の役割を把握することで仕事への理解が深まり、自分の成長に繋がります。

AIに依存することでわからないことをほったらかしにしないようにしましょう。

誤情報を使用してしまう

AIの性能は昔に比べて、一段と向上しました。しかし、AIの回答すべてが正しいわけではありません。

AIもたまに間違った情報を含んで回答をします。そのため、AIの回答を見直して、本当に正しいかどうか判断ができない部分は自分自身で調べるようにしましょう。

僕も一度、AIに作らせた文章をPowerPointにそのまま貼り付けたのですが、よく見ると情報が明らかに間違っていたことがありました。事前に同期が内容を確認してくれたので、本番までに修正することができました。

資料にAIの回答を使用する場合は、情報に間違いがないかを確認するようにしてください。

AIが何を参照にして、回答を出したかを直接、参照元の記事を自分で読む対策も有効です。



 まとめ:賢いAI活用で、デキる新入社員になろう!

最後に、会社でAIを使う際に必ず守るべき4つの注意点をおさらいしましょう。

1. 機密情報は絶対に入力しない!(顧客情報や未公開の技術情報など)

2. 著作権を意識する!(社外向けの成果物は特に注意し、上司に確認)

3. AIに依存しない!(なぜその答えになるのかを理解し、自分の成長に繋げる)

4. 情報を鵜呑みにしない!(AIの回答は必ずファクトチェックを行う)

これらの注意点を守り、AIを賢く活用することで、あなたの仕事は格段に効率化し、評価も上がっていくはずです。AIを強力な相棒にして、最高のスタートダッシュを切りましょう!

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